「わが社はネットの噂なんかに振り回されない」はNG!
風評被害・誹謗中傷対策を行わないでいると、せっかくのSEO対策が仇になる場合があります。
つまり、SEO対策を行って自社の情報を上位に表示させる→気になった消費者がその企業や商品についてさらに深く調べようとする→ネガティブな情報にたくさん行き当たる、という皮肉な結果になるのです。
こうなってしまうと、SEO対策に費用を投じて、わざわざお客様を離反させているようなものですね。
SEO対策を行うからには、風評被害対策もセットで必須であるといえます。
「風評を放置している」というだけでもその企業の姿勢が問われてしまいます。
誰もがネットで閲覧できる風評を放置するということは、
「その企業は普段からインターネットメディアに接触しないような、情報リテラシーの低い会社なのか?」
「風評によって企業イメージが下がっていることで、既存のお客様にご迷惑をかけていると思わないのか?」
「風評対策を打てないぐらい、資金に余裕がないのか?」
など、あらぬ詮索をされかねません。
(あらぬ、と言いましたが放置しているのならどれかに当てはまると言わざるを得ませんね)
お客様や取引先、従業員との信頼関係を築くのは大変です。
しかし、信頼関係が壊れるのは非常に簡単です。
このことはバズ・マーケティングにも似ていますね。良い口コミが広がり、自社の商品・サービスが多くのお客様に受け入れられることは大変な困難を極めますが、一旦悪い事件やうわさが起きればあっという間に広がります。
例えば、広告などを出していない飲食店がその味で勝負し、口コミだけでお客さんを獲得するのは大変な道のりですが、一旦食中毒が出てお客さんが病院に搬送でもされれば、ニュースに取り上げられ、瞬く間に客足は遠のくでしょう。
そして、そのニュースはネット上にいつまでも残ることになってしまうのです。
飲食店やエステ、その他サービス業などは特に、数多ある選択肢の中から一つの企業・サービスを選ぶ際にネットを参考にする消費者は多いでしょう。その際に自社の商品・サービスが検討対象外になってしまわないように、風評は人目につかない場所に追いやることが重要です。