ネット風評被害対策業者ができること
先述した、起きてしまった風評に対して行うこと、
- 風評、誹謗中傷そのものをネット上から消し去るよう働きかける
- 風評、誹謗中傷が検索結果に表示されないように働きかける
- 風評、誹謗中傷が人の目に触れないように働きかける
のうち、個人が何とか自力でできるのが①のうち、口コミサイトや掲示板でいわれのない誹謗中傷を削除することです。
(もちろん個人の力だけではできないケースも多いです)②、③は専門知識や技術が必要だったり、人海戦術が必要だったりするので個人ではまず取り組むことはできません。
そこで、専門業者に頼むことになるのですが、ここで一旦考えてみましょう。
ネット風評被害を専門業者に頼むことの「費用対効果」はいかほどか?
あなたの企業の商品・サービスは、どのようなプロセスを経てお客様に選ばれているのでしょうか。
例えば、食パンを買います。
スーパーに行って食パンの値段を見て、パッケージを読んで、良さそうだと思えば購入します。このような意思決定プロセスを経て購入される商品においては、仮にネットに「○○社の食パンはまずい!」などと書き込まれ、それが上位表示されたとしても、その書き込みが人目に触れないようにするために数百万円もかけるのは割に合わないでしょう。
一方、ある程度高い価格帯で、長期間利用し、複数の選択肢からどれかを選ぶような商品またはサービスであれば、口コミや評判をネットで検索してから購入するでしょう。
こうした商材を扱う企業であれば、専門業者に頼むことは意義があるといえます。
風評対策を行う専門業者とは、大きく分けて弁護士か、或いはネット風評対策業者になります。
弁護士は主に、ブログやホームページの記事を削除することや、検索結果から削除するなどの根本的な対策を行い(上記①・②)、ネット風評対策業者は主に③の働きかけを行います。
専門業者は数ある中からどうコンタクトをとればよいかと迷うかもしれませんが、そこは心配いりません。
なぜなら、ネット風評対策業者は、検索してネット上に風評が出ている企業を探せば営業先が簡単に見つかるので、対策業者のほうからあなたの会社にコンタクトをとってくることでしょう。
私もそれで何社からも電話がかかってきました。