対策業者、どう選ぶ？
では、数あるネット風評対策業者からどのようにして業者を選んだらよいでしょうか。
選び方を知る前に必要なのが、「あなた自身のリテラシーを高めること」です。
ある程度、ネット風評に対して知識を持っていないと、業者が言っていることが効果的なのか、安心して任せられる内容のサービスなのかがわかりません。私もそれでずいぶんと失敗をしてきました。
リテラシーを高めるための基礎知識は、後述いたしますのでご一読ください。
本題に戻り、業者の選び方です。
お勧めなのは、以下の条件を満たしている業者です。
①小規模だが経営基盤がしっかりしている会社
大手企業は、一見安心して任せられるようで、意外とそうではありません。ネット風評対策は、人海戦術的な側面が大きいので、大手企業は下請け・孫請けに作業を発注している場合がほとんどです。
ですから、定例会議などで進捗の報告をされ、こちらが何か質問をしても自分たちは作業を行っていないのでわからない場合も多いのです。
これでは迅速にPDCAサイクルを回して取り組んでいくことができません。一方、小規模の会社は競合の多いネット風評対策市場において、1件のお客様は非常に大切です。
そのお客様に満足してもらい、継続受注やさらなるサービスメニューの受注を獲得していくために小回りの利いた対応をしていきます。
作業も自分たちで作業員やエンジニアを直接雇用して行うので、内容を理解しているとともに同じサービスでも費用を抑えられることが多いです。
ただ、小規模すぎて経営が不安定で会社が倒産などしてしまったら意味がないですから、念のため帝国データバンクなどで企業情報を確認しておくことをお勧めします。
②連絡が迅速な会社
これは言うにや及ぶ話ですが、プロジェクトを進めるにあたりこちらの質問や要望に応えることに逐一時間がかかると非常にストレスがたまります。ビジネス一般の基本的な話ですが報連相をしっかりできる業者を選びましょう。
③契約期限を細切れにしてくれる会社
後述しますが、風評被害対策は効果が出るのに時間がかかります。そしてけっこう高額です。費用対効果が見合わない、と感じてしまう側面も出てきます。そうした時に、常に年契約しか選択肢がないと、「費用対効果が低いが向こう1年、数百万円払い続けなければいけない」ということになり部署内で肩身の狭い思いをする場合もあります。
