「虫眼鏡」に表示される関連検索ワード
関連検索ワードも、基本的にはキーワード入力補助と同じような機能を持っています。ある単語を検索した人が、他にどのようなAND検索をしているかということを検索結果の表示枠外に表示するものです。「虫眼鏡」とも呼ばれるものです。(Yahoo!では、虫眼鏡マークの横にこの関連検索ワードが表示されるため。)
例えば、「だいこん」とGoogle検索すると、検索結果の上部に「他のキーワード だいこん レシピ」、下部に「だいこんに関する検索キーワード だいこん亭 だいこんサーバ だいこん屋 豊橋」などと表示されます。Yahoo!で同様に検索すると、検索結果の上部と下部に、それぞれ虫眼鏡マークが表示されるとともに、虫眼鏡マークの横に「大根 レシピ 人気」「大根 煮物」などと表示されます。
これは、「だいこん」と検索した人は、他に「大根 レシピ 人気」などと検索している人が多いことを示しており、「だいこん」について調べた人がより有用な情報にたどり着けるように検索エンジンが手助けをしているものです。
これも、キーワード入力補助と同様に、企業名や商品・サービス名で検索してネガティブなキーワードが出てくると困りますね。商品・サービスの購入、或いはその企業への就職を考えている人はとたんに二の足を踏むことになってしまいます。
では、この関連検索ワードのクリック率はどの程度なのでしょうか。
調査機関によっても見解は異なりますが、大体10%前後と考えられます。
「なんだ、そんな程度か」と思いましたか?
私がネットからの集客業務を担当していた時に、リスティング広告のクリック率は平均してわずか1%程度でした。広告と異なり、世の中の人が興味を持っているキーワードを示していること、クリックしやすい目立つ場所にあることが、クリック率が高い要因ではないでしょうか。
また、クリックをしなくとも、虫眼鏡上に「○○(企業名)ブラック」などと表示されれば、その企業のイメージは一気に「ブラック」に傾いてしまいますから、影響は甚大ですね。