この媒体に注意！風評被害が拡大しやすい媒体
これまでご説明してきた２ちゃんねるや２ちゃんねるミラーサイト、爆サイのような有名な匿名掲示板以外にも、風評被害が拡大しやすい媒体があります。
風評被害が拡大しやすい業種の一つに、「不動産業界」が挙げられます。高い買い物であるがゆえ、消費者は入念にネットをチェックしますし、営業マンのスキルに大きく幅があり、その対応如何で満足度が大きく変わってくるためです。
また、一件当たりの売上高が大きいため、客の取り合いも激しい業界と言えます。「e戸建・マンションコミュニティ」は、国内の建売住宅・注文住宅に関する口コミサイトです。
競合企業の足を引っ張るための誹謗中傷や、マンションの居住者が同じ建物の居住者の誹謗中傷を書き込んだりするケースが見られます。
「ガールズちゃんねる」は、「女子の女子による女子のためのおしゃべりコミュニティ」を掲げる匿名掲示板です。もしかすると中には男性の書き込みもあるのかもしれませんが、基本的には女性のみのやり取りになっています。
基本的にはマナーやルールをまもって楽しく雑談している印象がありますが、だからこそ、その雰囲気を壊したい欲求がある人が陰湿な書き込みを執拗に投稿することがままあります。書きなぐりというよりは、じっくりと恨みつらみをしたためるようなイメージの書き込みが多く、注意が必要です。
人材採用業界も風評被害が起こりやすい業界の一つです。
「転職会議」は、ほとんどがその企業を嫌で辞めた人による書き込みで構成されているため、必然的にネガティブな書き込みが多くなります。
書き込む側とは対照的に、閲覧する側はその企業への就職を検討している、希望を持った層の人たちですから、そういった人たちの期待を踏みにじる書き込みが多数存在するのは大きな機会損失となります。
他、就職・転職関連の口コミサイトは「キャリコネ」「カイシャの評判」「VORKERS」といったサイトがあります。
転職会議やVORKERSは、書き込みを無料で閲覧するためには投稿を行わなければいけないため、ちょうど転職したい人が、辞めたいと思っている現在の会社の口コミを書きやすくなる、という企業にとっては脅威の仕組みになっています。
