自社名を検索したら・・・
キーワード入力補助とは、検索窓に何か打ち込もうとしたときに、他の人がどのような単語でAND検索をしたか表示してくれる機能です。
ここで言う風評被害とは、○○(企業名)と検索窓に打ち込んだ際に、「○○ ブラック」「○○ 裁判」「○○ 事故」などと表示されることです。これでは、好意的な意味で○○という企業を検索しようとした人も、ネガティブな情報に必然的に誘導されてしまいますね。
では、この対策はどのようにしたらよいのでしょう。
後述しますが、Yahoo!とGoogleではネガティブなキーワードが消える仕組みが異なります。
しかしいずれにしても、逆SEOと同じでポジティブなキーワードを表示させていきたいという点では共通しています。
そこで、ここでも業者による力量の差が出てきます。
「どれだけの短期間で」「どれだけのキーワードを消去し」「ネガティブなキーワードが消えた状態をどれだけ長く保持するか、」という基本的なサービス水準についてはもちろん、どのようなポジティブキーワードを用いて対策を打ったかも大きなポイントになってきます。
それは、「いかに自然なキーワードを選定しているか」ということです。
私がお願いした業者さんは、残念ながらこのキーワードの選定があまりよくなく、「どう考えてもこのキーワードで検索する人はいないだろう・・・」というキーワードを大量に表示させてしまったのです。
例えば、ある「化粧品」の購入を検討している人がいます。
その「化粧品名」と一緒に検索されるキーワードとはどのようなものでしょう。
「化粧品名 効果」「化粧品名 口コミ」「化粧品名 最安値」とかそういったものでしょうか。
しかしその中に、キーワード入力補助で「化粧品名 被害」「化粧品名 荒れる」などといったキーワードが表示されてしまったらどうでしょうか。
そのキーワードを消したいと思いますよね。
そこで、質の高くない業者は深く考えずに、「化粧品名 原料のヒミツ」「化粧品名 開発エピソード」など、一般消費者が検索しないであろう(かつ、企業としてはアピールしたいポイント)キーワードをたくさん設定してしまうことがあるのです。
こうしたことも、一般消費者には「自作自演」ととらえられ、逆に信用低下になるので注意が必要です。