風評被害は匿名掲示板だけじゃない!根本的解決が難しい個別サイト対策
匿名掲示板などではなく、特定の企業や個人を誹謗中傷するためだけに存在するサイトというのもあります。
私の所属していた会社についてもそのようなサイトがあり、常に検索結果の1ページ目に表示されていました。
このサイトを見たら、どんな消費者であっても離反するだろうなと思うような内容でした。
こうしたサイトは、掲示板と異なり簡単に削除依頼を出し、記事を削除してもらえるわけではありません。
管理人へのコンタクト先がわからない場合も多いです。
また、不用意に削除依頼を出すと、その削除依頼内容を公開され、さらに炎上する可能性も否定できません。
従い、対策案としてはそのページを検索結果の下位に押し下げる方法が現実的でしょう。
そのためには、SEO対策によって自社の公式サイトの順位を上げていくことと、逆SEO対策でサテライトサイトを作成しその順位を上げることなどによって、相対的に悪評・悪質サイトの順位を下げていきましょう。
また、本質的な対策としては、好意的に受け取られるニュースを多数発信していき、万が一悪評・悪質サイトを目にしてしまった人に対しての信頼回復を図りましょう。業界的に目新しい取り組みやイベントを数多く企画し、プレスリリースを作成します。月に最低3件は、自社サイトのリリース欄を更新していきましょう。
PR TIMESのような、プレスリリースを数百のweb媒体に配信するサービスの活用もおすすめです。
もう一つ本質的な対策として、自社サイトのコンテンツの充実が挙げられます。
例えば、その業界におけるお役立ちコンテンツなどをボリューミーに作りましょう。
不動産業界であれば、中古住宅を選ぶポイント、住宅ローンを借りる銀行の選び方など。
介護業界であれば、老人ホームの選び方、老人ホームに入居する際にかかる費用など。
こうしたコンテンツを多く持てば、検索エンジンから有用なサイトと判断され、順位が上がります。
なお、お役立ちコンテンツの本文の書き方(単語のちりばめ方など)も表示順位に影響がありますので専門の業者のアドバイスを仰ぎながら進めていきましょう。