Yahoo!より難しいGoogleサジェスト対策
Yahoo!のサジェスト対策が、ネガティブなキーワードを多数検索し、スパム認定させて消去するのに対し、Googleはそのような仕組みがありませんから、ポジティブなキーワードを出現させてネガティブなキーワードを押しやるという方法になります。
Yahoo!の場合はネガティブなキーワードを消すという作業ですから、達成時期が明確なのですが、Googleの場合は、専門業者がいくらポジティブなキーワードを検索し続けても、それを上回る回数で世の中の人がネガティブなキーワードを検索していればいっこうにネガティブなキーワードは消えない、ということになってしまいます。
よって、Googleの場合は、専門業者もなかなか達成時期をコミットすることができません。
風評被害を受けている企業としてはかなりやきもきすることになるでしょう。
また、こうしたサービスの多くは、「成果報酬制」をとっていますが、この「成果報酬」がどのように課金されていくかは契約時にしっかり確認しないと、莫大な費用を長期間請求されることになってしまいます。
まず、「成果」をどのように判断するか。ネガティブなキーワードを1キーワード削除するごとに成果とするのか、それとも、ネガティブなキーワードすべてを削除できた段階で初めて成果とするのか。
また、「効果が出続けている間」に限って成果報酬が発生する仕組みなのか。
或いは、一旦効果が出たタイミングから起算して1年間など固定した期間で成果報酬が発生する仕組みなのか。
こうした点を確認する必要があります。Googleの場合はちょこちょこアルゴリズムが変わったりして、せっかく消えたネガティブキーワードがまた出現してしまう、なんていうこともありました。
それでも、「一度効果がでたら一定期間固定で報酬が発生」という契約の場合は、ネガティブキーワードが表示されているにも関わらず、費用を払わなければならないのでクライアント側からするとやや納得がいかないサービスとなってしまう可能性があります。
いずれにしても、Google対策は一度始めたら継続していないとすぐにネガティブキーワードが再び発生してしまい、再度消去させるにはまた時間がかかります。取り組む場合はかなりの出費を覚悟したほうがよいでしょう。